2004年10月
憧れのムスタング購入(Fender japan)
数々のライブをこなしてきて、シャンテを脱退後もバンド活動は続けていましたが、おおきな場所でのライブもそろそろできなくなる予感がしていたので、次の大阪城公園でのライブを目前に、一度は使ってみたかったギターを思い切って購入しました。
白い(クリーム色?)ボディにべっ甲模様の赤いピックガード゙、Char が持っていたムスタングの中では一番かっこいいと思うやつです。
使いこなすのが難しいと噂されているギター、でもとうとう買ってしまいました。
京橋の『ROCK INN』で好みの色が見つかり早速大蔵省に相談して許可を頂いて
めでたく購入の運びとなりました。
はっきりとは覚えていないのですが、たしか58000円くらいだったとおもう
妻のハンドバッグがムスタング゙になったとか??
家に帰り早速弾いてみると
《悪い点》
・パワーがない、
・サスティンが伸びない。
・ひずまない。
・チューニングが合わない。
・アームを使うともう一発でダメ。
《良い点》
・見た目がかっこいい。
・とても軽い、持ち運びが楽。
・ショートスケールで弾きやすい。
・軽いタッチのアーミング。
このような予想通りの感想でした。
悪い点で、あげたことは。
このムスタングを購入する前まで弾いていたギターが
Fernandesのレスポールタイプや、フライングVなどにフロイドローズのような
ロック式ナットと、ロック式アームユニットがついていて、弦交換後の調整を、きちんとやっていれば、普通にアームを使う分には、一時間くらいのライブで、途中1回チューニングをするだけでよかった。
そして、サスティナーと言う音が永久に伸びつづけるという回路が、つけてある
そんなギター使っていたから、よけいにアームやチューニングサスティンが気になったのだとおもう。
それでもやっぱかっこいいし、大蔵省に無理井って買ったものだから、弾かないと、何言われるか。
何とか使えるギターに改造していこうと、ネットでいろいろ検索してみるとたくさんムスタング関係のサイトがありました。
まず自分でやってみようとテールピースの高さを変えてチューニングが狂いにくいところを探してみたりしてみました。
六角ナットを差し込んでぐるぐる回すと高さが変わるんです。
回しているうちにどっちに回したらあがるのか分からなくなって、テールピースが
バッカぁァあーアンとネジから外れてしまい。ブリッジが外れてもう大変。
わけがわからない状態になったので
『Rock in』 にもって行きその場で修復してもらった。
何をやっていることかよくわかりませんが、良くしようと思って壊してしまったら銅症もないです。
その後もまた挑戦してみましたが、どの高さでもあまり違いがないような気がしたので
適当なところでおいていました。
次にアームの角度が立ちすぎていてちょっとかっこ悪いな、と思ったので
アームの角度を変えることに挑戦してみました。
万力などがあれば邯鄲に曲げられますけど
家にそんなもんないし、ペンチではびくともしない
職場が病院のリハビリテーション科なので作業療法室に万力があったのを思い出しカバンの中にアームを入れてこっそり病院で曲げてやろうと思いましたが、残念ながら万力は購入したままで実際には使っていなかったのでテーブルに固定されていなかったのです。
これではアームを曲げることはできない
どうしよう
いろいろと考えて、万力の変わりになるもの、家の中であちこちの隙間にアームを突っ込んで見ました。
いろんなところに突っ込んで曲げてみましたが、なかなかいい場所はありません
怪しいです。とても怪しいです。勿論ですけど、こんなことは奥さんがいないときにやっているんですよ
最終的に曲げることができたのは我が家は沈滞マンションでしたので、減感の重たい鉄の扉の隙間、家の外側からアームを突っ込んでそのまま曲げる
曲がりました。!!曲がりました!!?
でも、玄関の扉の外側でやっているので近所の人の目が気になります。
誰もこないうちに、何度かやって目的の角度まで曲げることができました。
誰かに見られたらこれはとても怪しい光景です。
見つからなくて良かった。
アームが曲がってよかった。
でもチューニングは狂います。
ライブのために買ったのだけど結局ライブではいつものギターをメインで使って、途中2曲くらいこのギターを使いました。
アームをつけずにつかったけどチョーキングだけで狂います。
そこで次にいろんなサイトで見た中には必ず『ゴトーのマグナムロック』が紹介されていて
このギターにも付けてみることにしました。
思い立ったが吉日でとりあえず楽器屋さんに電話してムスタングに合うマグナムロックありますかと電話して、在庫がある店を探して その火のうちにもって行き取り付けてもらいました。
この『ゴトーのマグナムロック』とは、
通常ギターは糸巻きに弦を巻いていきだいたい2〜3回くらい巻くのが丁度いいとされていますが、この数回巻きつけることがチューニングが不安定になる原因と考え、巻き回数を少なくするために、糸巻きに弦を通した状態でペグを少し回すだけで弦が強くはさまれ固定されるそのため糸巻きに巻きつける必要がなくなり、チューニングも安定するというものです。
これでチューニングが少しは安定するかと思っていましたが、残念なことにこの後しばらくはアコースティックライブ゙ばかりで、ムスタングの出番はなかなかありません、
私が予想した通り大阪城公園の野外ライブの後は、小さな場所でのライブばかりでアコギのみとなってしまいました。
そのバンドは自然消滅してしまい、次のバンドは、ボーカルルのみの酸価という形になり、ギターが弾きたくて弾きたくてたまらなくなり1年半で脱退しました。
去年から新たな気持ちで音楽から離れていた友人2名と、活動を再開することになりました。
このバンドでは常にムスタングをメインとしてやっています。
そこでこのマグナムロックの効果の程はと言うと、アームを使わないで弾いているときはチューニングはそれほど気にならない
アームを使うとダメみたいですね
再びムスタングについてのサイトを検索してみると
●アームのバネをかける位置を変更して、張力を強くすると狂いにくいと書いてある
●またアームを使った後にアームアップしてチューニング゙を元の位置まで自分で戻す。
とりあえず今の状態でできることは アームアップ しかないです。
家でもスタジオでもやってみるがかなり狂う、やはり狂うものなのでしょうか?
次に注目すべきは
●ムスタング用のチタンサドルと言うものがあるようです。
音がむちゃくちゃ良くなるらしい
このサドルは通常のものより、少し高くなっているのでコマの選炭のみが弦に触れるの でチューニングの狂いが少なくなるらしい。
それとブリッジ溝がU字出は無くV字になっているのでブリッジと弦の摩擦が強くなりアームダウン時の弦の移動に対して、スムーズにブリッジが動いてくれるという構造
07/03 チタンサドルに交換しました。
さすティーンが伸びたような感じと音が少し太くなったかもしれない気のせいかも
アームを使っても チューニングが少し安定したみたい。
上で書いた、アームアップも必ずやるようにしています。
かなりチューニングの安定は改善されていますがつねに同じ状態ではなくすごく狂うときもあり狂わないときもありと不安定なのでまだ練習中は何度もチューニングしなければならないときもアル
あとやるとしたら
●牛骨オイル漬けナット
というのがあるらしいこれもアームを使ったときの戻りが良くなってチューニングが狂いにくいらしい。
上で書いた
バネを強くするも試してみたいと思っているけどアームユニット全体をネジではずさなければできないのでちょっと自信がない
オイル漬けナットと一緒にまたどこかでやってもらおうかな
07/06/30
牛骨オイル漬けナットとアームの調整をしてもらいました。
リペアールームからもって帰ってすぐはとても安定していてココまでになるのかと驚くほどでしたが翌日になるとまた不安定になっていてまだこのギターだけでライブできるほど安定はしていません
●同じリペアールームにもう一度もって行き
再度アームの調整をお願いしてみたら
それではブリッジを チューンOマチックにしてみましょうかといわれました。
でも せっかくチタンサドルに下のだから勿体ないと言うと
じゃあこのままで固定してみましょうということになりました。
ここで
各パーツごとにもう一度整理してみると
ムスタングでアームを使っても狂いにくいようにするためには
ペグ(糸巻き)は弦の摩季数が少なくて遊びが怒らないようにするとチューニングが安定する
●ゴトーのマグナムロック
ナットは
アームダウンした際に弦が移動してアームが元に戻るときには、弦もスムーズに戻れるような滑り の良いもの、でもここは滑りと固定が程よく必要なようです。
●牛骨オイル漬けナット
ストラトはアーム部分とブリッジが一体化しているためチューニングの狂いが少ないとされていますが
ムスタングでは
アームとブリッジは別々になっているので
本来はアームの動きに合わせて、ブリッジがスムーズに動クコとでチューニングが安定するはずなのですがそうならないのがムスタングのようです。
理論的にはこの構造でアームを使っても狂わないはずですが、何故か狂ってしまうのですね
で、このブリッジが動くというのが一番狂いの原因のようです.
逆にいうとここがちゃんと動いていれば狂わない
はずです。
アームダウンして戻ったときにブリッジもちゃんと元の位置まで戻れば問題ナイのですがこれが戻りきらないので全体に半音下がったようなチューニングになったりとんでもなくくるうことになります。
そこで先ほどのブリッジの固定と言うのが巷でははやっているみたいですね
最初からこの改造をして売っているムスタングもありますからね
固定することでチューニングはまし荷はなるでしょうけどムスタングの軽やかなアーミングというのは、失われてしまうのではないでしょうか
また私のようにチタンサドルに好感した場合は
ブリッジと弦の摩擦が、強くなっているのでアームはとても重たくなりまたもとの位置に戻らないのではとも思いますが
結局私のギターはブリッジジの固定は、しないで、アームユニットのがたつきの修正と調整で、可也改善されました。
ストラト並みです
これならライブでも弾けるカナと言うくらいに
チューニングもすべての弦が下がってしまうようなことは無く今のところE弦が少し上がり気味4弦か下がりやすいようです。
とチューニングが狂うパターンが決まってきました。
こういう狂いなら治すのも簡単です。
十分ライブでも使えそうです。
ここでよく楽器屋さんが言っていた。ムスタングは09じゃなくて10のほうがチューニングが
安定するというのもなんとなく分かったような気がします。
弦のテンションがきつくなればこのブリッジと弦の摩擦も強くなるのでアームを使ってもブリッジがスムーズに動き安定して演奏できるという考え方かもしれませんね
07/08/22
今のところココまでのリペアーでやっと満足の行くムスタングになりました。
チューニングをあまり気にしないで練習に打ち込めるようになりました。
今後は時々オイルを機械部分に差したほうが良いかもしれないけどまたリペアーの人に相談してみましょう
かってに隙間からCRC556なんか入れちゃダメかもしれないので
結局いろいろとやっていくと合計10万円くらいになりそうです。
でも憬れていたギターが、飾りじゃなくてちゃんと弾けるギターになっていくのはとてもうれしいことです。
ストラトもいいけど 一番カッコイイのはやっぱりムスタングです。
これからもこいつと長く付き合いたい
2017年1月
現在もムスタングのみでライブもやってます。
多少のチューニングの甘さは、
気にならないようになってきた。
いけないことですけどね、
でも、この記事の中でも書いてありますがアームアップというのが、『目からウロコ』
アームを引っ張り上げるんではなく、自然に戻すために一度アームダウンしてアームのばねの力のみで元に戻すということをすると崩れていたチューニングのバランスが、整いチューニングが、回復するのです。
こういうことだったようです
私は、ずっとアームを引っ張ってアームアップしていました。
のでもとには戻らなかったんですね。
今は、スタジオでもチューニングが怪しいと思ったら、曲の邪魔にならないときにアームダウンしてそっともとの位置に戻すこれでかなり回復します。
でもできれば、スタジオに入る前に10分くらいでもギターを弾きながら言を伸ばして、アームダウンやアップをたくさんやることが一番大切ですね、これをしなかったら、チューニングの回復は難しいようです。
それと、チューニングの仕方にも工夫が必要です。
普通に6減から順番にやっていくだけではなく
6言がチューニングメーターで、ジャストになったら一度アームダウンしてそっともとに戻すこのときにもとの位置になているか確認する
なっていなければ、アームをゴニョゴニョしてもう一度とらい
この手順で、すべての言を行います。
こうするとかなり安定します。
『ムスタング物語』
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